簿記3級受験体験記を若干上から目線で書いている。
今回は、CBT試験の流れを書いていく。
若い人にとっては、CBT試験も一般化していると思われる。しかしながら、50代のおじさんおばさん世代にとっては、新しい受験システムだ。
どういったものかわからない方もいるだろうから、ザックリした流れを書ければよいと思う。
そもそもCBT試験とは
そもそもCBT試験とは何?というところから話すと長くなる。
簡潔にまとめた以下外部サイトを参照されたい。
要は、受験者が決まった受験日に集合して一斉に紙にカキカキして受験するスタイルではなく、受験者が都合のよい日に会場に行って、パソコンに向かってパコパコ解答を記入スタイルである。
簿記3級はどこで申し込むのか
日商簿記受験者専用サイトより申し込んだ。
試験の主体期間である、「商工会議所」の試験を委託された機関であろう。
アカウントを作り、そこから受験日や日時の管理を行う。
日時や、場所を自由に選べるのがCBT受験の一番よい点であろう。
土日のどちらかに受験してもよし、平日の会社帰りに、途中下車した会場で受験してもよしだ。
受験当日の流れ
わたしは、2回の受験をそれぞれ別会場を選択した。
・第1回:さいたま新都心会場
・第2回:西日暮里会場
両会場での受験とも、ほぼ同じ流れであった。
受験会場によって対応が違うところもあるので、その都度書いていきたい。
受付
会場と言っても、ビルの一室にすぎない。
西日暮里のほうは、かなり広かったように思う。
係の人がいて、名前を聞かれて答えると、紙を渡される。
この紙に自分の使うPCブースの番号が書かれている。
自分の名前、生年月日、試験名が書かれていて、注意事項が書いてあり、読まされて、署名を求められる。
そして、身分証明書の提示を求められる。
わたしは運転免許証にした。この身分証明書は、試験中机に置かされる。
ロッカーの鍵を渡されるので、そこに荷物を入れるように指示される。
スマホ、腕時計の持ち込みはできない。
さいたま新都心会場では、ハンカチ、目薬、ティッシュは持ち込んでよいと係の人から説明があった。
しかし、西日暮里会場はそのような説明はなく、ポケットの中も空にするよう指示された。
ロッカーは駅のコインロッカーの小サイズといったところ。
あまり大きな荷物は入らない。
厚いコートやジャンパーは入らない。
1回目はロッカーに入らないから着たまま受験した。
椅子にかけていいか聞けばよかったか。
2回目は、ジャンパーも脱ぐように指示された。入らないと言うと、2つロッカーを貸してくれた。
入室
試験準備を終え、試験室に入室する。
係の人が案内してくれる。
ネット喫茶のブース席みたいな感じである。
ちょっとした仕切りがあってパソコン置いてあるみたいな。
既に、前の時間枠で受験している人もいる。
そして、大事なのは、受験している人が皆簿記3級を受験している気ではないことだ。
試験会場によって情報処理だったり、FPだったり、漢検だったりを同時開催しているのである。
西日暮里の試験はブースが広くてやりやすかった。
パソコンに最初に渡された紙に、自分のID、パスワードが記入されているので、それらを入力する。
そうすると、簿記3級の受験注意事項が出てくるのでそれを一読する。
2回ともそうだったが、マウスが微妙だった。
動きが速くてだめだった。
自分で調整していいかどうか、そんなことがそもそもできるのかは未確認。
試験開始
ログインしていきなり試験開始ではない。
注意事項の下に、試験開始ボタンがあるから、そのボタンを押し下すと試験開始となる。
だから、ここで、心を落ち着かせ、試験に突入するモードにもってくることが重要となる。
逆に、試験開始ボタンを押し下してしまうと、無情にも試験が開始され、試験時間がカウントダウンされていく。
焦って押してしまわないように気をつける必要がある。
メモ用紙は、受付で渡された用紙を使う。
2枚与えられたが、必要であれば、受付の人を呼ぶともらえるようだ。
2枚の紙は裏表使えるから、簿記3級であれば十分ではないかと思う。
筆記用具は、ボールペンが机に置いてあるのでそれを使う。
2本置いてあった。
普段から鉛筆やシャープペンで学習してきた人は戸惑うかもしれない。
試験前にボールペンでメモする練習をしとけばよかったな、と思った。
さいたま新都心では、耳栓が用意してあった。
周囲の音が気になるようだったら、着用してくれと説明があった。
西日暮里は耳栓はなかった。
試験中
マウスの動きが2回とも悪かった。
tabキーと方向キーを使ってできるだけマウスを使わないようにする手も有りかも。
書籍で独学している人は、必ず体感しておいたほうがいい。
やったことがあるのとないのとでは、2~3分の差が出てしまうと思われる。
わたしは、その点、スタディングの演習で体感していたので、泡食うことはなかった。
簿記3級の2~3分はかなり重要である。
桁カンマはつけてはならない。
つけると失点するようだ。
勝手にカンマはつくので心配はいらない。
時間はカウントダウン方式でパソコンに表示されるから気をつける。
大問1を20分、大問2を15分、大問3を20分、見直し5分と、自分なりに設定していた場合、積み上げ的に20分、35分、55分とチェックポントを念頭において解答するはずだ。
しかし、カウントダウン方式だと、40分、25分、5分とパソコン上で表示されていくから、調子が狂うということだ。
試験終了
試験終了ボタンを押すか、持ち時間ゼロになって強制的に試験終了になるかのどちかだ。
すぐに採点され、画面に結果が表示される。
第1回目試験は、66点と合格に至らなかったことで唖然となった。
結果を印刷というボタンがあるから、それを押して退出する。
すると、受付でプリントアウトされるという仕組みだ。
試験で使った計算用紙や最初にもらった紙を返却し、さきほどの結果をプリントアウトした紙をもらって試験終了だ。
おつかれさん!と受付の人にごあいさつして受付を後にする。
結び
CBT試験の流れ的なものを書いた。
これからの試験の主流となるスタイルだとわたしは思っている。
従来のカキカキするスタイルとの違いなどは別途記事にしたいと思う
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