確定申告不要の誤解で税を取りっぱぐれていると思うこと

    確定申告書提出の準備をFP3級の勉強を兼ねてやっている。

    以前から思っていたことではあるが、副収入がある場合の、WEBにあふれる「確定申告不要」記事による誤解が多いのではないか。

    そのため、本来納められる税金を市町村は取りっぱぐれているのでないか。

    副業などの収入が20万円以下であれば確定申告は不要か?

    国税庁のサイトを見ると、副収入があっても20万円以下の場合は不要と書いてある。

    給与所得者で確定申告が必要な人(国税庁サイトより)

    ただし、医療費控除などでお金が戻ってくる人などは、20万円以下の収入であっても併せて申告するようにかいてある。

    これはいいのだ。

    市町村への住民税は別途申告が必要!

    この観点が抜けていると思う。

    確定申告不要の記事はたくさんあれど、この事を書いている記事があまりない。

    副業所得20万円以下は確定申告と住民税の申告をするべき?20万円ルールを徹底解説!
    (freee会計ソフトへのリンク)

    書いてあっても、不要が前面に出過ぎていて、最後にちょろっと書いてある、というパターンがほとんどだ。

    多くの人が勘違いしていると思われる。

    市町村は、だいぶ取りっぱぐれてるのではないかと思うのだ。

    20万円以下の金を申告されても、税金としては「チリ」みたいなものかもしれないので、あえて、アピールしないのかもしれない。

    チリも積もれば山になるかも

    国税庁のサイトを見ても、そのあたりをハッキリ書いてない。

    長ったらしい文章のどこかに書いてあるのだろう。

    けども、税を知らない我々一般素人が見ると、確定申告不要で終わってしまうと思う。

    国税局は、国税だけとれればいいや、くらいに思っているのかもしれない。

    市町村だって、20万円以下のチリのような申告書が出てきても裁ききれないから、何も言わないのかしれないが、チリも積もれば山となると思う。

    そもそも20万円以下だったら、確定申告も、市町村への申告も不要のようなルールになってしまえば、それはそれでスッキリするけども。

    最終的には自動徴収してほしい

    マイナンバーやら、なんやらでガチガチに個人情報を国や市町村が把握できるのなら、いっそうのこと、税は自動徴収したらいいのに、とは思う。

    そのためのマイナンバーにあれだけ金をかけたのではないの?と思ってしまう。

    確定申告のような余計なお祭りがなくて済みそうなものだけども。